ハンド概観
東京ラインのハンド表になります。5枚ランダムに引いた場合の場合の数を元にゲームに使える確率でばらけることができたものを乗せています。
当初はトランプと同じように10ぐらいの役(3トランジットとか4トランジットとか)を作ろうと思っていたのですが、確率が団子状になってしまいバランスを考えた結果上記になっています。
プレイヤーの路線の知識レベルによって例えばロイヤルエクスプレス(隣り合った駅が同一路線でつながる)などのより上位のハンドなども追加していいのではと思います。地下鉄サークル(地下鉄のみのサークル)とかもありだとは思っています。
大江戸線や山手線の駅の数が多く、最初の手札が入った時の勝利確率はかなり複雑になります。ポーカ-のようにすんなりいかないと思います。
※新作の確率は今、計算してもらっている最中です。
ポーカーハンドほど階段上に分かれておらず、じつはサークルとリンクの確率はそこまで大きく違うわけではありません。最初からつながることは少ないですが、ドロー(カード交換)2回ですと、以外にリンクまでは伸びます。その半分がサークルになる印象です。なので手が入った場合ですと、サークルとエクスプレスの勝負になることが多いです。大勢でやると捨て札からだいた残ったカードがわかるので、そこからも読みあえます。知識があったほうがもちろん有利ですが、ブラフなどももちろん可能です。麻雀のようにカードの動かし方から、役も大体推測できます。ラインで入った時は、そんなにカードをいじらないので。スターが入った場合は、手が読めないことが多いです。
①スター
カードの特性上5枚ランダムに引いた場合、まったくつながらない場合が、1000分の1(旧作でこのくらいですので新作はもっと少ないです)ぐらいの確率ですので、これをスターとしてます。同スターだった場合、数字が低いカードがあるほうが勝ちになります。このゲームは基本、同一路線か、接続を集めるかの2つの戦略でいくことが多く、初手で入る場合以外はなかなか狙いづらく、実際の確率よりも少なく感じるはずです。もし狙ってできたときは特性上かなりのチップを得ることが出来ます。
麻雀でいうところの国士無双になります。
②イクスプレス
同じ路線で5枚のカードがそろった状態です。プレイしてみるとわかるのですが、山の手線はかなりの確率でそろいやすいです。ドローポーカーでオープンハンドをすすめるのは、山手線をつなげるのは比較的容易で、捨て札から推測できるようにするためです。
同一ハンドの場合。カードの中の一番少ない数字が強いハンドのとなります。
セブンスタッド(テキサスホールデム)ですと、基本、山手線か大江戸線のセットが入った場合は、プリフロップからベットしていいと思います。これが基本的な戦略となります。また山手線は上位の駅が強い駅がそろい、接続も多い駅が多いので比較的勝ちやすいハンドとなります。 逆にいうとこの戦略を読み合うのが大まかな流れになることが多いです。
ただのばないとサークルなどでまくられることも多く注意が必要です。ただ、サークルを狙っている人はなれないと視線や思考時間で大体わかるので山手線を静かに伸ばすというのは基本的な戦略となります。ただ、この戦略はわかりやすいのでそこは場を読む力が必要になります。大江戸線戦略も同様です。
次の戦略は、大手町などハブ駅が入った時にサークルを狙う戦略です。相手のエクスプレスだけを警戒すればいいので比較的戦略を立てやすいです。
エクスプレスは捨てカードが大量にある場合はザックリとした確率を予測しやすくなっています。
ポーカーでいうところのフルハウスとかフォーカードの位置に近いです。
③サークル
5つのカードが5つの路線で接続したものをサークルと名前をつけています。駅を5つの路線で乗り継ぐイメージです。ドローポーカーで狙っていくときはかなりの確率でこの手まで伸びることが多いです。セブンスタッドでもこの手が入ることも多いです。1手でがらりとかわるので、つながることが多い印象になります。残カードから予測も少し難しく、常にこれを考える必要があります。ドローポーカーでは大手町などの乗り換えが多い駅を捨てた場合、これを狙っていない場合が多いと考えられます。
セブンスタッドではハンドに乗り換えが多い駅が入った時は、積極的に狙って良いと思われます。
また、エクスプレス狙いの人がいない場合、
悩ましいのが、リンクです。
④ リンク
サークルと違い元の駅に戻れない状態です。5つのカードが4つの路線で繋がった状態です。
ドローポーカーでは比較的伸びやすい手で迷うのはリンクになった時に次に狙うかどうかです。心理的にはリンクからサークルは狙いにくくとめることが多く、逆にいうとサークルかリンクかは読みづらい状態になります。
セブンスタッドでは、リンクからサークルに伸びるケースは多々あります。ベッドが伸びるのは後一枚でというシチュエーションですが三枚つながった状態から、間に入り、役になることがあるからです。そのあたりの判断の時間やベッドからリンクかサークルかは判断できますがどっちかはわからないことが多いです。
これはドローポーカーではリンクから一枚交換で、ノーハンドに落ちるリスクがあり、相手にイクスプレスがありうるシチュエーションですとどちらとも降りる一択になるので、上記の理由からリンクは降りにくい。サークルと勝負になりがちということが多いです。
⑤ラピッド
プリフロップや最初のハンドできた場合、サークルやリンクが予測できないのと比べて伸ばしやすいので相手が降りずにきた場合、戦略としてイクスプレスを目指すことが多いです。もちろんサークルになる場合もあります。
この場合、ドローポーカーで一枚一枚ずつ交換してベッドを上げて行ったりの場合は手が入っていることが多く交換でベッドしない場合は手が入っていない可能性が高くなります。
基本的にサークルやリンクは突然役ができる特性上手が入ってからベッドをあげる思考になりがちでそこがラピッドからイクスプレスを狙う戦略とは違ってきます。しかしそこでブラフも作りやすい状況にはなります。
このあたりは都内の駅がかなり複雑な接続をしており味わい深いプレイフィールとなりますおそらく大阪の駅で作れば読みやすい部分になるかと思います。
⑥ ライン
この役は半分近く成立する可能性が高く基本的な役となります。トランプと比べスートが多く役が成立しやすいのでドロー2回やセブンスタッドでは一般的なポーカーにみられるようなワンペア同士の勝負は起こりにくいです。この手が入った場合からもリンクもサークルも狙えるしかなりの確率でできるので最初のベッドラウンドやフリップではここでラインが入ってもベッドできないいわゆるポーカーではノーハンドぐらいの立ち位置となります。ただ、前述の通り山手線のラインだけは別で最初に入った場合かなり伸びますのでベッドできるが読まれやすいというジレンマを抱えます。
特に新宿などのハイカードが入ったラインが最初に入れば伸びたてバッティングした時に掛け金が釣り上がりかつ勝てるので勝負どころとなります。
⑦ ノーハンド
実はラインより確率は低いです。ゲームの特性上ノーハンドとしました。ハウスルールで5枚繋がったものをラインより上に置いていただいても結構です。ドローポーカーではリンクを失敗した場合に多いです。
特にカジノ的な真剣なルールでないなら勝敗よりも楽しんでいただいた方がいいので。例えば同路線3種と乗り換え2回とかもスモールサークルなどと名付けて、役に入れてもらっても構いませんし楽しそうです。カードのデザインとしてつなげる楽しさを覚えて欲しいので繋がったら勝ちでも全然いいと思います。
作者がテキサスホールデムが本当に好きで、でもやる場所や友人が少ないという悩みから作ったゲームでもあるので、みんなが楽しくできればなんでもいいと思います。
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